嵐が近付き木曜の島一周のツアー中から風は上がっていたが、早々と金曜のハイキングツアーが中止になったという連絡があり、そんなに早く近づいたのかと思ったら、お客さんがいなくてキャンセルになっただけだった。
結局金曜は風が強いだけで、一日良いお天気だったのだが、土曜日は朝から雨模様で、ハワイニュースの編集を始める頃から激しくなってきた。
普通は太平洋を横断する間に勢力が弱まるのが普通なのに、トロピカル・ストーム・ララはハリケーン・ララにアップグレードして、ハワイ島では既に雨の被害が出始めているというニュースも流れてきた。
いつも大騒ぎする割に、結局大したことが無いケースが多く、日曜はオフだったので普通に床に就いた。
すると「ボン」という大きな音が外から聞こえて、目が覚めた。
時間を見ようと頭を上げると、時計の表示が消えている。
ああ、また停電かと思ったが、そのまままた寝た。
日曜日、朝目を覚ますとまだ時計が消えている。
起きても何も出来ないので、2度寝。
その後、ドジャーズの試合が早かったので、起きてiPadで試合観戦。
カセットコンロでお湯を沸かして、カップラーメンのブランチ。
外はまだ強風で断続的に激しい雨が降っている。
外を見ると付近一帯が停電で、信号も止まっている。
日曜という事もあり、走っている車は少なかった。
この日は洗濯の予定だったが、当然洗濯機も動かないので、週明けの予定が入っているアルバイトのユニフォームを2枚だけ洗面所で手洗い。
夜に備えてろうそくや懐中電灯を用意し始めた。
大きな送電線が被害を受け、なんと20万世帯以上が停電しているようで、我が家の付近にはHECO(ハワイ電力)の車や作業員の姿はまだ全く見えない。
家から見えるキングストリートとプナホウストリートの交差点にはようやくポリスが来て交通整理を始めた。
近所のタイムスマーケットやセブンイレブンも閉まっている感じ。
9階から階段を下りて確認しに行っても仕方ない。
私は後はやる事が無いので、外が明るいうちはドアを開けて読書。
すると同じ階のエイミーがやってきて「今何時?」と。
部屋の中から腕時計まで全て電化製品で、昨晩は帰宅が遅かったらしく、充電する暇もなく時間も分からなかったらしい。
停電発生時にはまだ起きていたそうだが、夜中1時頃だったらしい。
ちなみに私は必ず電池の時計を用意している。
冷蔵庫のビールがぬるくなる前にと思って飲み始めたが、暗くなる前に食事も済ませようと、またカセットコンロでお湯を沸かし、パスタを茹でて食べた。
ワイキキの一部で電気が戻ったという情報も入ったが、月曜のツアーが無くなったという連絡も入った。
きっと裏オアフは倒木などで道路が通れない場所もあるんだろうと思っていたが、新人研修の為に配置が換わって私だけオヤスミだった。
でも明日のツアーは大変だろう。
日本でもハリケーンのニュースが流れているようで、何人かが心配してメッセージを送ってくれた。
久しぶりにKTからもメッセがあったが、日本も災害続きなので、心配してもらうと恐縮してしまう。
暗くなってくると、ようやく近所に明かりが付いた。
ワイキキのコンドも次々と復旧しているのが見えた。
これはうちももうすぐだろうと思っていたが、なかなか戻らない。

もうやる事が無いので早めに就寝。
ところが月曜の朝5時に目が覚めても、うちはまだ電気が無い。
停電が24時間以上と言うのは記憶にない。
2006年の地震の後にほぼ一日停電したことがあったが、それを越えた。
やはり2度寝して、明るくなってから起きても電気は戻っていなかった。
南側のキングストリート周辺も、北のベレタニア沿いも明かりが戻っているのに、ヤングストリートはポケットになっているようだった。
停電二日目で、食料を買い出しに、9階から階段を下りて「ドンキ」に向かった。
お天気は回復していたが、アパートのガラージはまだ水浸して、もう足が濡れた。
ヤングとプナホウの交差点はまだ信号が止まったまま。
カラカウア通りはヤングストリートで閉鎖されている。
その先では大木が倒れていて、撤去作業のチェーンソーの音が響いていた。

ケアモクから回って「ドンキ」に辿り着くと、意外と空いていた。
すぐに食べられるものを仕入れて家に戻る。
この日は友人とワイキキで会う事になっていたので、また階段使って外出。
マッカリーから行ったが渋滞。
カピオラニ通りの信号がまだ消えていて、ポリスが交通整理をしていた。
普段の倍以上の時間をかけてワイキキまで出て、LAから来た友人から大谷グッズをもらった。
R!BIG MAHALO!

アラモアナ・ブルバードからの帰り道。
アラモアナセンター付近もまだ信号が動いていなかったが、テニスコートでは普通に遊んでいる人の姿も見えた。
アパートに戻ると、下でたむろしていた住民たちが、停電の復旧は明日以降になるかも知れないと言っている。
すぐ裏手や通りの向こうは電気が戻っているのだから、うちももうすぐと思っていたが、二日以上続くのかと不安になった。
夕方から携帯電話でドジャーズの試合観戦。
大谷が2本ホームランを打った後、電池が切れた。
予備のバッテリーがあるが、それも切れ、ソーラー充電器はあるが、これは携帯電話の充電までは出来ない。
このままだと情報がわからないだけでなく、明日のバイトのマニフェストが見れない。
仕方なくまた階段を下りて車のエンジンをかけて携帯の充電を始めた。
外をドライブでもしようかと思ったが、暗くなってから、切れた信号の多い街中を走るのは危険と思い、30分ほどガラージにいて、充電が5%ほど回復した時点でマニフェストを確認。
ノートにメモってまた9階まで階段を上がった。
二日も水風呂だけで、さすがにハワイでも朝一で冷たいシャワーはちょっときつい。
冷凍庫の氷も半分以上溶け、これも少し心配になってきた。
停電に備えたろうそくも残りが僅か。
電池はあったのでラジオは聞けたが、暗くなると本当にやれる事が無くなるので、この日も早々に寝ようと思っていたところ、パッと部屋が明るくなった。
夜7時。
実に42時間にわたる大停電だった。
実は現在もハワイ島を中心に2万世帯以上に電力が届いていない。
道路が寸断されたり、橋が流されたりして、作業員も近づけない場所がある。
ハリケーン・ララによるハワイ島の被害は甚大で、複数の死者も出た。
ワイキキでも41階建てのコンドの電源が切れたままで、これ以上長引くと本当に生死にかかわる問題になりそうだ。
何度も言ってきたが、ハワイの現在の電力の不安定さで、高層階に住むのはとても危険。
9階でも大変なのに40階なんてもう完全に陸の孤島。
昔はハワイはヤシの木より高い建物が禁止されていた時代もあった。
まあ、人口が増えてそれじゃ話にならなくなった訳だが、高層階は自己責任。
お盆の真っ最中だが、明日のツアーは4名だけ。
ハリケーンの関係もあるかも知れないが、裏オアフの様子も見て来たい。
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