下りの車線を2つ潰して、上り用に1車線作り、3人以上で乗っている車だけそこを通れると言う、乗り合い奨励策も含めたシステムだが、毎朝ジップ・モービルと言う特殊車両が、道路の端に並べられたコンクリートのブロックを横にずらして、このジップレーンを作り、ラッシュアワーの後はそれを元に戻している。
朝9時半頃から10時過ぎに、H-1フリーウェイを斜めに走る黄色いバス:ジップ・モービルを見た事がある人もいるかも知れない。

私もノースショアツアーやマナソルトツアーなど、朝からノースを目指すツアーでは、このジップ・モービルとすれ違う時には説明をしているが、コンクリのブロックを毎朝特殊車両で動かす作業はいかにもアメリカ的で、初めて見る日本からの観光客は皆さん一様にビックリされている。
さて3月31日の朝9時半過ぎに、コンクリートブロックを片付け中のジップ・モービルが故障した。
このニュースを聞いた時は、帰りのラッシュまでには直っているとイイなぁと思っていたのだが、私は午後にダウンタウンに行く用事があっただけで、その時は特に渋滞も無く、無事に家に戻ってきた。
夕方になると、家の前の通りが渋滞し始めた。
夕方多少混むのはいつもの事なのだが、アパートから付近を見渡すと、キングストリート、サウス・ベレタニア、カラカウア、プナホウと、全て車が数珠繋ぎになっているのが見えた。
ワイキキでパレードがある時も、うちの方まで渋滞する事があるが、混み方が半端ではなく、まるでクリスマス前の週末のような感じ。
実はこの夜はうちで飲み会が予定されていて、ワイキキを出たばかりの友人から、「信号10回変わっても進めない」と連絡があった。
パレードでもない様なので、ニュースをチェックすると、なんと朝故障したジップ・モービルが、結局今日中には直らない事になったそうだ。
ワイケレ付近でブロックを片付け中の車が故障したので、ここから空港まで下りが2車線少ないまま、帰りのラッシュを迎えてしまったのだ。
中途半端にオープンしたままのジップレーンを、下り車線が使えると言う情報が流れたのと、実際に使えるようになるまでに時差があり、一度アラモアナ、ニミッツ・ハイウェイに降りた車が再びフリーウェイを目指して、さらに渋滞。
ダウンタウンではディリンハム・ブルバード、ヴィネヤード・ブルバード、パールシティ付近では、カメハメハ・ハイウェイ、モアナルア・ロードなど各地で大渋滞が発生した。
この時ダウンタウンからカポレイまで帰るのに、約3時間と言う予報が出ていたが、実際にこの渋滞は深夜まで続き、ワイキキからカポレイまで7時間かかったと言う人もいたそうだ。
この影響で午後便のホノルル空港の飛行機にも遅れが出た。
市バスやシャトルを利用して空港に向かっていた人の中には、途中のニミッツ・ハイウェイで車を降りて、スーツケースを引き摺りながら、歩いた人もいたようだ。
実際には空港まで辿りつけず、乗り遅れた人もいたそうだが、飛行機自体も遅延して、大変だったらしい。
このジップ・モービルの故障の原因は、コンピュータの制御部分だそうだが、部品をカリフォルニアから送る必要があり、翌朝4月1日の10時にならなければ修理がが始められないと言う事で、朝は上りのジップレーンが無かった。
・ハワイ・ニュース・ナウの記事
午後になって修理が終わり、コンクリート・ブロックを片付けたが、夕方の早い時間はまだ各地で影響が残っていたそうだ。
飛行機に乗り遅れた人だけではなく、子供を学校などから迎えに行けなかったり、また学校に行けなかったり、予定が狂った人は多かった様だ。
さらに、警察との連携が取れておらず、ほとんど動かない状態のフリーウェイで、携帯電話やスマホを使っていた人が、チケットを切られたそうだ。
これには市民からのブーイングが出て、チケットは無効になるそうだ。
HDOT(Hawaii Department Of Transportation:ハワイ州運輸局)は、この様な事が起きないよう、バックアップの体制を整えると言っていたが、ホノルル史上3番目と言われた大渋滞は、建設中の電車に対する期待が高まる結果となった。
・HDOTの記者会見(You Tube)

























































